家を購入しようとしてる方はもちろん、そうでない方も
「フラット35」
の名前ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?
これはかんたんにいうと
「住宅金融支援機構という国の機関が提供している、長期固定金利型の住宅ローンです。」
では銀行で借りる住宅ローンと何が違うのか?という自分が思った素朴な疑問から解説してみたいと思います。
・ポイントは固定金利と変動金利
銀行は自社商品の固定金利や変動金利等、様々なタイプの住宅ローンを取扱っています。
もちろん「フラット35」も取り扱っています。
そんな中、完全固定金利の「フラット35」を勧めてくる銀行員はまずいないでしょう。
おそらく自社商品の変動金利タイプの住宅ローンを勧めてくることが予想されます。
「ではなぜ、銀行やハウスメーカーが出してくる住宅ローンのシミュレーションの大半は変動金利なのか?」
その理由は簡単です。
変動金利型の住宅ローンで返済シミュレーションを出したほうが、安く見えるため買って(使って)もらいやすいからです。
(銀行にとって自社商品の変動金利ローンはメリットがありますが、完全固定金利はあまりありません。)
変動金利は固定金利よりも安く設定されています。いまは1%を切っていると思います。
なのでシュミレーションすると固定金利よりも月々1万円もお得に!なんて見えますが、それはあくまで金利がいまのまま維持すればの話です。
金利が底値で、じょじょに上がってきているいまは、変動金利の住宅ローンを組むべきではないでしょう。
月々の返済額が高く見えても、逆に全期間固定金利の住宅ローンを勧めてくれるハウスメーカーや工務店はもあります。
このようなところはローンシステムをきちんと理解しており、あなたのことを考えて提案してくれている可能性が高いため良心的かもしれません。
次はフラット35の「金利」についてです。